ビジネス実務法務検定2級に独学で合格した時の話になります。
3級ではなく2級のため、しっかりとした準備が必要となる資格試験でした。
目次
【独学で合格】ビジネス実務法務検定2級 テキスト・勉強時間を紹介!:本記事の内容
- ビジネス実務法務検定の紹介
- 試験の難易度について説明
- 使用したテキストの紹介
- 勉強時間・勉強方法の紹介
- その他、良くないと感じた点
ビジネス実務法務検定とは
ビジネス実務法務検定とはどんな内容なのか。
公式HPの言葉を借りると、以下の内容になります。
- “ビジ法”は、法務部門に限らず営業、販売、総務、人事などあらゆる職種で必要とされる法律知識を習得できるもの。
- 例えば、契約書を締結する場面などにおいて、契約内容に不備や不利益がないか発見し、正しい判断ができれば、トラブルを未然に防ぐことができる。
- 身につけた正しい法律知識は、業務上のリスクを回避し、会社へのダメージを未然に防ぐことがで、同時に、自分の身を守ることにもつながる。
上記のように、ビジネス関連の法律知識を得るための検定になります。
大学などで学んでない限り、法律に関する知識は乏しいです。
ですが、ビジネス(仕事)を進めるうえでは、契約締結など、意外と法律が絡む場面があります。
職種や勤務部署によっては、かなり身近な内容もあります。そのため、勉強することで仕事に役立てることのできる資格試験だと思います。
資格試験の難易度は、簡単ではない。
出題形式や合格基準、合格率は公表されているため、以下にまとめます。
問題数は明記されていなかったため、自分の経験を含んでおります。
- 出題形式:マークシート(選択方式)
- 合格基準:100点満点中、70点以上(7割)
- 問題数:全40問(2点問題が20問、3点問題が20問)
- 選択肢の数:5択
- 合格率:約40%
選択方式ではありますが、単純に正しいものを1つ選ぶような問題から、正しいものの組み合わせを選ばせる問題もあります。
そのため、1つだけ理解していも解けない(選択肢を絞ることはできる)問題もあり、付け焼刃の勉強では合格が難しいです。
3級と2級の違い
公式HPでは以下のように整理されております。
- ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)
- 企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。(知識レベルのアッパーレベルを想定)
文章からは分かりにくいですが、2級の出題範囲には次の1文があります。
「3級の範囲および2級公式テキストの基礎知識と、それを理解した上での応用力を問います」
つまり、2級の問題は3級で問われる基礎知識があったうえでの応用編となります。
出題範囲を見ても、3級は基礎知識を問う問題が多いのに対し、2級では事例に基づく問題が多く出題されています。(これが合格率の違いに表れてます)
問題文にも如実に表れており、3級と2級では文章の長さが違います。2級は問題文を読むだけでも疲れる感じです。
3級を勉強しなくても2級の合格は可能
資格試験を紹介するサイトをいくつか見ましたが、ほとんどは3級から受験することを推奨しております。
当然、3級→2級の流れで受験した方が合格率は上がると思います。
私がどうであったかというと、3級は受験せずに2級に合格することができました。
自己採点結果でも80点以上を採れましたので、合格するための勉強ができれば、十分に安定して合格可能です。
実際に私が使用したテキスト・問題集を紹介します。
勉強に使用したテキスト
公式から出ているテキストと問題集は次の2つです。
勉強するに当たって、公式から出ている2冊を購入しました。
しかし、公式テキストはとにかく文章量とページが多く(472ページ!)、参考にはなるものの全部読み切れませんでした、、
公式問題集は基本的に過去問で構成されており、実践(本番)練習するにはよいのですが、問題と解説が離れたページにある構成のため、正直勉強しにくかったです。
そのような中、勉強しやすい本はないかと思い、1冊追加で購入しました。
結果、追加で購入した1冊が非常に役立ちました。
結局、最初のうちは上の問題集でしか勉強しませんでした。
この問題集の良いところは次の通りです。
- 問題集だが出題範囲毎に章が別れている
- 問題と解説が近くにあり、テキストを読むだけでも参考になる
- 当然、問題の練習としても使える
勉強時間と勉強方法の紹介
どのくらい期間勉強したか
結論から言うと、私は2級の合格のために「2カ月」費やしました。
平日は仕事が忙しい日もあったので、毎日は勉強できておりませんでした。ただ平均して1時間/日くらいは勉強したのではないかと思います。
休日の勉強時間は、土日合わせてで3時間から4時間ほど勉強しました。
仕事の都合で勉強できない期間もあったので、時間を作りやすい人であれば「1カ月半」あれば合格可能だと思います。
どのように勉強したか
特に事前知識は持ってなかったですが、合格できました。そのため、同じように勉強してもらえれば勝負できるのかと思います。
まず、最初の1カ月間は、法務教科書 ビジネス実務法務検定試験(R)2級 精選問題集を読んでました。
読み方は、1問ずつ「問題→解説」の繰り返しです。
実際の問題感覚を養いながら、効率的に必要知識を勉強できたと思います。
個人的には、公式テストを読み切るよりも、問題集を2周くらい読んだ方がためになると思います。
残りの1カ月は、ひたすら問題を解くことです。
公式問題集に付いている過去問は土日の時間があるときに、実際に時間を制限して解きました。
- 勉強期間は2カ月ほしい
- 最初の1カ月はテキストor問題集を読み込もう
- 残りの1カ月はひたすら問題を解こう
良くないと感じたところ
費用面が少し負担が大きいかと思ってます。
受験料は2級(6,600円)3級(4,400円)と、他の試験と比較しても普通です。
ただ、公式が出している2冊の値段が高い・・・
テキスト→4,620円 問題集→3,520円 となっております。
どこまで揃える必要ある?
私は3冊買う結果となりましたが、自身の勉強方法を考えると次の2冊で良いのではないかと思ってます。
仕事をするうえで役立つ知識を学べる資格試験であり、就職・転職のアピールにもなると思いますので、ぜひ挑戦してみてください。