資格試験をいくつか受けてきましたが、合格するのに大事なのは、難易度の見極めと必要勉強時間の推測であると思います。
今回は私なりに実行している方法を紹介したいと思います。
目次
なぜ難易度の見極めが必要なのか
「登山」といってもそのレベルは様々です。
ハイキングのような軽装備で可能なものもあれば、冬山登山など重装備が必要な場合もあります。
登頂という目標に対し、装備や道具を準備するわけですが、登る山の過酷さ・険しさから検討するのです。
資格試験も一緒だと思います。
合格という目標に対し、どんな準備が必要なのかは、その試験の難易度(レベル)を見極める必要があるのです。
難易度を見極める(客観的)
難易度の見極めには、客観的な視点と、主観的な視点の2つがあると思ってます。
客観的に見極める(合格率)
一番客観的に見極めることができるのが「合格率」です。
私自身が経験した資格試験において、合格率が80%を超える試験はあまりありませんでした。逆に言うと、80%を超えるような試験であれば、恐らく勉強時間は少なくて済むでしょう。
資格試験は、だいたいですが、初級(3級)・中級(2級)・上級(1級)と別れております。
初級(3級)レベルで合格率が約50~70%、中級(2級)レベルで合格率が約20~40%となっていることが多いです。
勉強方法を効率的に行うことができれば、初級(3級)レベルで約2週間、中級(2級)レベルで1カ月の勉強で合格可能かと思います。
試験の合格率は、受験する試験の公式HPで公表されている場合がほとんどです。
当然、合格率が高ければ、勉強時間は少なく済むでしょうし、合格率が低ければ、勉強時間は多く必要です。
- 初級(3級)の合格率は約50~70%
- 初級(3級)の必要勉強時間は2週間くらい
- 中級(2級)の合格率は約20~40%
- 中級(2級)の必要勉強時間は1カ月くらい
- 必ず公式HPで直近の合格率を確認しよう
客観的に見極める(試験の出題形式)
試験申し込み時に合格率を確認される方は多いですが、試験の出題形式を確認される方は意外と少ないです。
ただ、試験の出題形式を把握せずに準備をするのは非効率的だと思います。
試験の出題形式は大きく2つに別れます。
- 記述式
- 選択式
当然ながら、記述式は難しいです。(消去法に頼ることも、勘に頼ることもできず、理解していないと回答不可能です)
受験する試験が記述式の場合、覚悟を持って勉強しましょう。
ですが、一般的に記述式の試験は少なく、ほとんどの資格試験は選択式となっております。
選択式は簡単?の罠
では、選択式は簡単なのでしょうか?
そんなことはなく、選択式の出題形式によってきます。
- 2択問題
- 2択以上の問題(一般的に5択問題が多い)
- 選択肢の中から正しいor誤っているものを1つ選択する問題
- 選択肢の中から正しいor誤っている選択数を問う問題
難易度が易しい順に並べました。
難易度の見極めにおいて落とし穴なのが、④の形式です。
この形式は、選択式とはいえ、かなりちゃんと理解していない正答を導くのが厳しいです。
5択の選択肢があれば、その全ての選択肢の正誤を判断できないと回答できないためです。
ですので、④形式の出題頻度が高い試験は要注意です。
テキストや問題集、過去問を見れば分かるので、早目に確認しておきましょう。
- 選択式だからといって甘くみない
- テキストや過去問で確認しよう
難易度を見極める(主観的)
主観的に難易度を見極める方法は簡単で、「実際に問題を解いてみる」です。
当たり前と思われたかもしれませんが、実行するタイミングが重要です。
是非、申し込みをした後すぐや、テキストや過去問を揃えてすぐのタイミングで実行していただきたいです。
一番最初に過去問を解いてみることで、どのくらい理解してないか、または意外と解けるのかが分かります。
これを最初に実行することで、その後の勉強に対する気持ちや、勉強時間のコントロールが変わります。
- 一番初め(テキストなど読む前)に過去問を解いてみる
勉強を始めるタイミングは
時間に余裕がある方、勉強が好きな方は、特にタイミングを気にせず、申し込んだら初めてください。
ただ、働きながら勉強する人などは、そこまで時間がとれるわけではありません。
個人的におすすめの勉強開始タイミングは、試験の「1カ月半前」です。
気持ち的に、1カ月を切ると少し不安になります。そのため、1カ月半前というのがベストだと思ってます。
勉強を始めてみて、余裕が出てくれば、途中でゆるめても良いのです。
最後は追い込もう
1カ月半前から初めて、途中で勉強をとめることはOKです。
ただ、最後の2週間に関しては集中して取り組みましょう。
安心して合格するには、この2週間が大事です。
客観的な視点と主観的な視点を持って、難易度を見極め、勉強時間をコントロールしましょう。